漁業を取り巻く情勢は、資源の減少、輸入水産物の増大や消費の低迷による魚価安に加えて諸経費の高騰など、漁家経営は非常に厳しい状況となっています。
そこで漁業者は、水産資源の維持増大及び安定的な漁業生産の確保を図ることを目的に、資源管理に関する様々な努力をしています。漁獲サイズの制限、休漁日の設定、網目の制限などの自主規制を実施し、水産資源の保護育成に努めています。また、定期的に県内各地域や漁業種類別による漁業者検討会等を開催し、漁業者の自主的な資源管理に対する取組推進を図ると共に、広域的な資源管理について協議、検討を行っております。
放流事業については、水産資源の保護、育成への意識高揚を図るため、昭和61年度から行われており、現在は(一社)香川県水産振興協会の事業として継続実施しております。