INTERVIEW 共販事業部 共販課 川西 優哉 / 26歳 / 2016年入会 / 9年目 Kawanishi Yuya
正直、誠実をモットーに、
瀬戸内海産のノリの
種付けから販売まで関わります。

Q1 なぜ、香川県漁連で働きたいと思いましたか?
水産系の高校で食品加工や養殖技術を学んだことをきっかけに、地元の水産業に貢献したいと思い、水産関係の就職先を探しました。香川県漁連は鮮魚販売部門だけでなく、購買事業部や指導課などの漁業者をサポートする部門もあります。多角的に香川県の水産業に携わり、幅広い経験ができると考え就職しました。

Q2 今、どんな仕事をしていますか?
共販事業部では1年を通して香川県産ノリの種網生産から入札販売に携わります。夏から秋にかけて、良質な種網を生産するため、日当たりや温度の調節、機器類の管理を徹底し、採苗作業の準備を行います。そして作った種網を漁業者が海に張り、できた板ノリを冬から春にかけて商社へ入札販売します。どれだけ良い種網を生産できたかが、板ノリの品質、入札の販売結果で反映されるため、シーズンを通してやりがいを感じる仕事です。

Q3 どんな信条を持って働いていますか?
ごまかしのないコミュニケーションを心がけています。
育てたノリをできるだけ高く売りたい漁業者と、できるだけ安く買いたい商社との間に立って売買の交渉をします。どちらにとってもいい取引をしたいですが、そうならない時もあります。例えば「今は高値で売れない」などのネガティブな情報も漁業者に率直に伝え、「今は市場にノリがしっかり供給されている時期だから」など、その理由を丁寧に説明します。漁業者とも商社とも、いい関係を構築して長く付き合うには、正直さと誠実さが必須だと思います。

Q4 香川県の水産業・水産物の魅力をより高めるには?
PRに力を入れることだと思います。商品はとても魅力的で、品質にも自信があります。そのことを多くの人に知ってもらいたい。
香川県はハマチ養殖発祥の地であることや、「オリーブハマチ」「“初摘み”香川県産のり」など上手くブランド化できている商品がたくさんあります。しかし、全国的に見ればまだまだ知名度が低いのが現状です。
うどん県や瀬戸内国際芸術祭など、観光地としての注目度が高いので、水産物のブランド力をもっと高め、消費者層を拡大することでポテンシャルを引き出せると思います。

Q5 香川県漁連で働きたいと思っている方へ
正直に言うと漁連はハードだと感じる人もいると思います。でも休めるときはしっかり休めるし、香川県漁連だからこそできる事業があります。香川の水産業を活力ある産業に押し上げていく、やりがいがある仕事だと思います。
Q6好きな魚介の料理
冬の引田鰤のカマ焼きです。レモンを絞って、胡椒を挽いて食べたら最高です。